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マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』 10億分の1秒の男たち、文藝春秋(2014) [社会科学]

文学作品ではなくて、経済(投資)モノの話が続きます。先日紹介した、『世紀の空売り』に続く、米国ウォール街でくり広げられる投資合戦の物語です。

『世紀の空売り』がサブプライム・モーゲージ債という超有名な話をテーマにしているのに対し、こちらはトレーディングの取引を巡るシステム上の闘いなのでいまひとつ地味(?)に感じました。影響という意味では非常に大きいのですが。

トレーディングのやりとりというのは、当たり前ですが今は電子化されていてシステム同士が高速でやりとりして取引が成立します。この、投資家の動向を10億分の1秒早く把握するだけで大儲けができる(逆に言えば投資家が搾取される)仕組みを詳細に解説したノンフィクションなのですが、どうもいまひとつぴんときませんでした。説明が不親切だったりわかりにくいというわけではなくて(むしろかなり丁寧に解説されている)、自分自身がこの業界のことをよく知らないからかもしれません。しばらく経って読み返せばもう少しわかるようになると思っています。

確定拠出年金やNISAなど、私も今から準備を進めていますので他人事ではいられません。こういうのってまずは具体的なハウツー本を見るのが最初でこの本のような業界全体の大きな話は一番最後か(自分の投資のために限れば)読む必要はなかったりします。ですから純粋に面白そうと思える人に対してだけ、お勧めします。 

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

  • 作者: マイケル ルイス
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/10/10
  • メディア: 単行本



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