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数覚その3 [自然科学]

あることで世間に認められる(ざっくりと言えばそれでお金を稼げるようになるという意味)には、どの程度の時間が必要かについて。

米長邦雄『人間における勝負の研究』、祥伝社によると、青春時代に集中した5,000-6,000時間。ちなみに米長氏は棋士(プロの将棋指しです)

佐藤亮子『受験は母親が9割』、朝日新聞出版によると、10,000時間。この本には司法試験は10,000時間勉強したら通るという記述があります。

その人が置かれている環境、すなわち年齢、立場(学生か、社会人か)、経済条件(塾やセミナーなどに通える金銭的余裕があるか)にも左右されますが、若くて集中可能な環境で5,000時間程度、そうでなければ倍の10,000時間程度といったところでしょうか。もちろんその「あること」に対する正しいモチベーションが保ち続けられることが条件です。
理系の大学生で、1年生から4年生まできちんと真面目に勉強するとして、専門科目に絞ったとします。下記のような試算で7,200時間となりました。

大学4年生:卒業研究に没頭、1日10時間 x 300日 = 3,000時間
大学3年生:専門科目を集中して取得、1日8時間 x 300日 = 2,400時間
大学2年生:専門科目の基礎を取得、1日4時間 x 300日 = 1,200時間
大学1年生:一部の専門科目を取得、1日2時間 x 300日 = 600時間

でも最近は最低でも修士課程まで終えないと専門職の扉をたたけません。修士課程では更に研究に没頭する必要があるので、1日12時間 x 300日 x 2年 = 7,200時間とします。これを学部時代にプラスすると合計して14,000時間超をかけることになります。あくまで理系の技術職で企業への就職を念頭に置いた試算ですが、結構大きな数字になってしまいました。言い古されたことですが、やはり好きなことでないとここまでは続かないし、続かなければモノにならないので、これだけ投資するかはきちんと考えた方がよいと思います。

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