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人身事故の時の車掌さんの対応 [日々のこと]

昨日、中央線(東京都を東西に走る幹線)に乗っていたら、人身事故に遭遇しました。事故が発生したのは高円寺駅で、乗っていた電車は中央特快だったのでこの駅は通過するはずだったのが、ホームの中間付近で人に接触したとかで緊急停止。ちょっと触れたという程度では済まなかったようで、結局1時間近く遅れました。

緊急停車した電車はホームの途中で立ち往生し、後ろの車両はホームにかからずにドアを開けられませんでした。負傷者の救出作業は難航し、事故発生から20分くらい経って、ホームにかかっている車両のドアのみを開け、乗客を外に出すとのアナウンスがありました。作業のためいったん電車の電源を落とすとのことでエアコンも止まり、車内の温度は上昇、結構人が乗っていて混雑しており、お年寄りや子どもも乗っていたので結構大変だったと思います。(私が乗っていたのは最後部の車両です)

後からわかったことですが、この電車は10両で4両と6両をつなげた編成になっており、途中に運転台があったのでそこから先の車両へ移動できないのです。つまり、後ろの車両に乗っていた乗客は、電車が完全にホームに入るまでは外に出ることはできなかったのです。

車掌さんと乗客が交わしていた会話を漏れ聞くところによると、電車の電源が落ちてしまうと車内アナウンスも不可となり、さらに外との連絡も取れなくなってしまうとのことでした。事実、状況を知らせに駅員が徒歩で車掌さんのところに連絡に来ていました。

車掌さんは、当然この電車の編成のことは知っていた筈です。しかし電源が落ちる前にそのようなことをアナウンスで知らせることはありませんでした。乗客にちゃんと状況知らせろよ、という見方もできますが、しかし。。

全部正直に言ってしまうと、直ぐに電車から降ろせというお客さんが出てくる可能性が高いでしょうし、小さな子どもを連れたお母さんは不安に思うでしょう。しかしながら、乗客を線路に降ろすとなると誘導のための係員が必要ですし、平行して走っている中央緩行線も止めなければなりません。この電車の直ぐ後にも電車が駅間で立ち往生しており、そちらの乗客も降ろすとするとやはり誘導が必要です。高円寺駅にそんなにたくさんの駅員がいるとは思えませんし、応援を頼んで準備するにしてもそれなりに時間がかかるでしょう。線路を歩かせる際の安全性上の懸念もあります。だったら移動できない乗客は車内に出来る限り留まってもらい、具合が悪くなった人が出たらその都度対応する方がベターという判断は充分にアリです。

乗客が降り始めているはずなのに、30分以上経っても電車から降りられないのは何故??ときっとみんな思っていたと思いますが、騒いだり具合が悪くなった人は(すくなくとも私が乗っていた車両には)いませんでした。

まとめると、

1.人身事故で電車が止まり、車内から出るには線路に降りることが必要だった。
2.車掌さんはそのことを(たぶん)敢えて乗客にアナウンスしなかった。
(もし知らせたら、直ぐに下ろせという乗客が出てくる可能性があった)
3.結局1時間近く経って電車は動いたが、車内トラブルは特に発生しなかった。
4.もし乗客を線路に降ろしていたら、莫大な手間と安全上の懸念に対応する必要があった。リスクベネフィットの観点から、降りられない乗客は敢えて車内に留まらせる判断をしたものと思われる。

それではどれくらい経過したら乗客を線路に降ろして脱出させるのか、今回はそこまでわかりませんでしたけど、○時間経過したらか、あるいは乗客○○人以上が問い合わせてきたらとかで決まっているのかもしれません。


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